ABOUT





  • VINITIQUE(ヴィニティーク)

    フランスボルドーで瀬口美香(東京生まれ)が立ち上げた立ち上げたブランド。
    VINITIQUEとはワインを意味するラテン語VINIとANTIQUE(アンティーク)を合わせた造語で、上質なワインの様に、年を重ねて魅力が増すものをつくりたいという想いを込めている。
    瀬口は2006年、フランス・ボルドー郊外にアトリエを構え、古いドレスをリメイクしてストールをつくりはじめる。2014年、神宮前にオートクチュールストールのサロンをオープン。急速に失われていく伝統を新しい視点で捉え直し、フランスやイタリア、日本の貴重な天然素材を用いて、一枚一枚ハンドメイドで仕立てている。
    最高の素材を求める中、アンティークレースコレクターのダイアンクライス女史と出逢い、2019年より新しい感性でアンティークレースを現代に蘇らせる活動をスタート。2021年に銀座にてアンティークレースを用いたレトロフューチャーなインスタレーションの初個展。同作品を2022年は長野県、2023年には山梨県に展示。


  • STORY

    2006年、何事もスピーディに変化していく東京を離れ、ブドウ畑が広がるボルドー郊外のアトリエで、自然に近い暮らしをはじめました。ボルドーの人々が歴史ある家や庭、家具やファッション小物など、生活全般で古い物を大切に手入れして使い続けるライフスタイルから、影響を受けました。お洒落が好きで、お気に入りを長く愛用していた私は、着られなくなったドレスをストールにリメイクしたり、様々な素材を収集しては組み合わせ、自然の中でのびのびとデザインを楽しみ、身に着けるようになりました。

    自分の作ったストールがフランス人に褒められると、ボルドーで自分の居場所が与えられたように感じました。そんな作品が人づてに広まり、サロンのオープンに向けて自然と動き出しました。振り返ってみると、心ゆくまでゆったり暮らした事と、ただ単に、自分が美しいと思える作品を作りたいと試行錯誤していく中、日本の伝統、素晴らしい技術、自分の事も再発見できた事が、ブランドをスタートする自信につながったのだと思います。

    サロンの場所に選んだのは、明治神宮を臨む築 50年以上の静謐なヴィンテージマンションのとても小さな一室でした。その小さなサロンで10年間、たくさんの素晴らしい女性に出逢い、学ばせていただき、わたしの世界は広がっていきました。全ての出逢いに心から感謝していますが、アンティークレースとの出逢いには、自分の運命を強く感じています。ブランドの原点であるストールづくりと共に、アンティークレースを通じて、誰かを元気に出来たらと願っています。夢は膨らんでいきます。


  • 主な活動歴

    2021.1 資生堂THE GINZA SPACE(銀座)
    2022.7~2022.8 Mmop lagom(元メルシャン軽井沢美術館)
    2022.11~2024.2 河口湖音楽と森の美術館(山梨県)